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今回の記事は、教員採用試験の面接経験と面接突破のノウハウを紹介❗
皆さんなら、「教員に何故なりたいですか?」という質問に対してどのように答えますか?面接官も「定番ですけど・・・」って言うほど予想できる質問ですが、必ず聞かれるからこそ、答え方にオリジナリティを持たせる必要があるのです!
例えば、決して悪くはありませんが以下の答え方だとどうでしょうか?
子供が好きで、子供の成長を見られる教員という仕事に魅力を感じるから
教えるのが好きで、特に◯◯の科目の楽しさを教えたいと思ったから
恩師のような教員に憧れて、教員を目指した
どの答えもよくある理由で、実際に教員を目指す理由として事実だと思いますが、どの受験者も同じようなことを言っています。面接官に印象を与えて勝ち残る可能性を上げる
好印象を面接官に与えるために、受験者のオリジナリティを必ず意識した答えにしたいですね。例えば、
「子供が好きで、子供の成長を見られる教員という仕事に魅力を感じるから」という解答に付け加えると、どうなるでしょうか?
「子供の思わずハッとさせられるような発言や、挫けながらも頑張る子が多いところに魅力を感じ、教員という仕事を通じて、教育実習で経験したような、子供たち同士で学び合える学級を自ら作り上げて、一人でも多くの子供の成長を見たいと思ったからです。」
となれば、もっと自分の教員としてこんな考えがあるから、教員になりたいと思ったという考えを面接官に具体的に伝えることができますよね?採用試験で私も何度か「何故教員になりたいのか」聞かれました!
端的に教育実習での成功体験や、学生時代ボーイスカウトでリーダーとして
活動していた経験、塾講師のアルバイトで教えることの楽しさに気付いた話をする
好感触かどうかは面接官の反応を見ればすぐに分かりますね?志望理由から良い意味で突っ込まれた質問(どんな経験をして挫けながらも頑張る子に魅力を感じたか?など)をされて、具体的なオリジナリティ溢れる答えにしていきます!
教員の魅力を改めてチェックしておくと良いでしょう。
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教員の仕事に魅力を感じる3つのポイントとは?今回の記事は改めて教員の仕事の魅力について、経験から感じたことをまとめたいと思います!特に魅了的なことは、「自分たちの頑張りが自分ですぐに確認できない」ということです。
面接では随所に自己PRを入れる!
私は志望理由の中にPR部分として「指導経験」と「リーダーシップ」の2つを入れました!本当のことを言えば、教育実習の成功体験のみで、あとは講師経験もない塾のアルバイトだけです。
リーダーシップについては、ボーイスカウトの指導者を10年以上しましたが、実際アピールできるほど 自信なんてありませんでしたね!
そこをいかに上手く伝えられるか、これは面接全般で必要なテクニックです!
アピールポイントがたくさんあるのは大変素晴らしいですが、盛り込みすぎると何を結局伝えたいのか、分からなくなってしまいます。
長くならないよう注意が必要ですが、具体的なエピソードを交えると個性的なアピールになりますよ(^^)
難しかった質問の事例を3つ紹介!
ここまで面接全般に対する答え方のコツを定番の質問例で紹介しましたので、ここからは過去に私が質問された中でも難しかった例を3つ、解説交えて紹介していきます!
①問題行動の多いAさんを指導していて、どれだけ指導しても改善が見られない状況です。そんな時、あなたが先輩教員から「ある程度妥協しても良い」と言われたとしたら、どのように今後は考えますか?
⇒このように具体的な教育現場で起きる場面を想定した質問が、問われる場合があります。問題行動を起こす生徒には必ず遭遇するので、ここで教育者としての資質を問われるわけです!あわせて読みたい

問題行動を起こす生徒は想像以上!どのように指導していく必要があるか?荒れた生徒の指導は、想像以上に難しいです! 半端な気持ちで関わるとこちらがやられますので、覚悟を決めて忽然とした姿勢で関わる必要があります。「決して見捨てない」姿勢でその子にぶつかりましょう!
間違っても、「先輩の言うことを聞く」なんて答えは駄目ですが、意外と講師のように経験があると、これに近い答えをしてしまう可能性があります・・・
だからこそ、「最後までその子のことを見捨てず、こちらが決して諦めない姿勢を見せていく。時には距離を置いて見守り、チームで指導して徹底的に向き合えば、最終的には良くなることを信じて指導する」という答えにします。
教育のプロとしての資質が問われるので、単なる面接対策ではなく本当に自分が対応できるのか、改めて考え直してほしい所でもありますね!
②教員の早期退職率が年々上がっています。特に、3年内で離職する人が多い現状ですが、あなたはこれについてどのように考えていますか?
⇒時事的な教育問題についても、このように聞かれるでしょう。この質問の意図は「受験者がどんな考えで、教育に関するニュースを見て感じているか」を知り、長く続けてくれそうなのかを見定めたいのかと思います!
まずは「教員だけに関わらず、3年内で離職する人は民間企業でもたくさんいること」と、「離職する理由として考えられる原因」を正直に伝えると良いでしょう。
単純に、長時間の残業や部活動の問題に話を広げても良いですが、オチとして必ず「自分は教員になったら、その点を十分承知した上で、子供たちのために頑張る」と締めなければなりません!
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教員時代の残業時間=月平均約80時間以上になる!!残業時間が月平均80時間以上は何度もありました。特に初任者は、研修準備を含めてノウハウがない分日々の新たな授業準備から必要なので、時間が足りません。具体的になぜこんな残業になるのか、例を挙げて分析していきます。
③昨今様々なニュースが起きていますが、あなたが見た中で感動して今後の参考にしたいと思ったものを1つ取り上げて、教えてください。
⇒一般的なニュースについて、広くアンテナを受験者がはって視野が広いかどうかを、この質問では求められています。私の場合は、細かく覚えてませんが高齢でマラソン大会に出た人の話をしました!
面接官の食い付きが良かったので、大成功に違いなかったです。
日頃から色々なことに興味をもつ!
面接対策に総じて言えることですが、どんな質問がくるか分からない分、どんな質問をされても答えられるように、色々なことに興味を持って備えておくべきです。日頃からニュースや新聞は絶対にチェックしておきましょう!
単なるチェックだけでなく、自分はそのことに関して何を思うのか?日頃から色々なことに意見をもって備えておくようにしましょう!
採用試験に本当に挑戦すべきか今一度チェックを!!
面接対策は大学や資格対策のスクールで見てもらうと、さらに実践的な練習ができます。しかし、志望理由など試験対策をする前段階で、本当に自分は教員になりたいのか考えてほしいのです。
教員は退職数の多さ問題もあるので、中途半端な覚悟で挑まないようにしておきましょう!
そのために、教員に本当に向いているか自己分析することをオススメしておきます。
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ユーマンの経験から、7つの教員に向いている人の特徴教員に向いている人を、7つに絞ってユーマンの経験からまとめてみました! まずは現状どれだけ該当するか分析して、苦手な部分は努力して少しでも、得意になれるように自分自身を変えていきましょう!
その経験は、子供たちの指導にも必ず役立ちます!!