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今回の記事は、初の部活動指導で苦労の連続から学んだこと!
部活動の指導は、教員による熱量の差が凄まじいです!先輩を見ていると、放課後部活でもしっかりと付き添っている顧問もいれば、職員室に残って仕事している顧問もいます。
部活動ははっきり言って、休日や時間外になる長時間労働を生み出す1つの要因なので、どちらかと言えば否定的な教員の方が多かったですね。
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教員時代の残業時間=月平均約80時間以上になる!!残業時間が月平均80時間以上は何度もありました。特に初任者は、研修準備を含めてノウハウがない分日々の新たな授業準備から必要なので、時間が足りません。具体的になぜこんな残業になるのか、例を挙げて分析していきます。
初任者なら、嫌でも積極的に熱意のある人が評価される!
ベテランならある程度部活動を避けても暗黙の了解があるようですが、初任者から部活動を拒否する訳にはいきませんよね?若さを見られると、文化系よりハードな運動部の顧問になる確率が非常に高いようです!
私は初任者と2年目のどちらも、サッカー部顧問でした。

サッカーの知識も経験もなく、興味もない私は単に辛いだけで、どうしても気合いが入りませんでしたが、子供たちのことを考えるとそうはいきません。
部活未経験で子供の期待に応えられないのが辛い
私は中高一貫の私立出身で勉強中心だったため、ほとんど部活をやっていません。一見すると、私はスポーツ出来そうな見た目なので部員も期待していたのでしょうか?
自己紹介で未経験なのを伝えると、明らかに顔が曇っていました・・・・
子供たちからすると、今までしっかりサッカーの指導ができる人が顧問だったそうなので、出来ない人が顧問とか残念極まりないでしょうね(*_*)
部活未経験でも顧問の役割を徐々に果たせるようになってきた
初めのうちはただいるだけで、ボール拾うサポートぐらいしかできませんでしたが、もう一人の顧問のA先生に凄く助けてもらいました!グラウンド整備、備品の管理、応急処置など、部のマネージャーと大差ありませんが、まずは部活自体に慣れるようにしましたね。
徐々に慣れてくると、最初のボールを使ったウォーミングアップぐらいはペア代わりになってできるようになりました!
最初は大先輩の顧問A先生の指導方法を真似して学習!
未経験なら良いも悪いも分からないので、「徹底的にパクる」(TTPと呼んでます笑)を何事もする意識を持ちました!真似だけでも案外上手くいきましたが、何せ意味も効果も分からずに練習方法だけ、
とりあえず伝えていたので、まずはサッカーのルールブックから見て基本から学びました!
よく分からないまま、副審をやらされてオフサイドかどうかよく分からず、一部生徒はオフサイドというのに、もう一方はそうじゃないと言われブーイングされたこともあります(+_+)
好きでもないサッカーを好きになろうとする努力をしたのに、何でこんな文句を言われながら今サッカーの審判をしてるのか、かなり嫌になった時期も・・・
そもそもA先生は忙しい立場の人で、監督会議や審判の仕事があった時は、毎回部活に顔を出せません。そうなると、一人で3時間半の部活動をみることになるので、突っ立っている訳にはいきませんよね?(+_+)
部長と副部長に練習メニューを伝え、各練習の時間とポイントくらいは把握できるまで成長!
半年ぐらい経ってかなり慣れてきたので、A先生から練習メニューを聞いて流れを伝えて、各ポイントを意識した指導はできるようになりました!当然私自身も公式試合の審判の資格を取りにいったり、子供たちと混じって練習したりと発言力をつけるための努力はかなりしました。
相変わらず冷やかな反応をする子供もいましたが、伝わる子には響きましたね!
ただし、体力的な面で問題が出てきます・・・
周りには私が一気に痩せたので、少し心配されましたが大丈夫だと余計な見栄をはっていました。笑
土日祝がなくなるといっても、丸一日つぶれることはそう多くなかったので、何とかなったんでしょうか? でも休んだ気はしなかったですね・・
中体連が初戦敗退に!原因は「チームワーク不足」
中体連では初戦敗退になり、3年生の悔し涙には何とも言えない気持ちになったのを覚えています。私は部活をやっていないので、具体的な良さが今いち分かりませんでしたが、こうやって成長していくもんだなと知れたのは私の財産です。
ちなみに初戦敗退の原因は当時は単なる子供たちの技術不足だろう、と思っていました。
でもそれだけではなく、一番はチームワークがなかったことだと後で気付きました。
このサッカー部は、人数が多く3年生だけでも20人近くいましたので、それだいれば当然人間関係の問題も出てきますからね(^o^;)
なので、レギュラ―メンバーに応援の声もなく、ミスがあれば嘲笑する子もいる程でした。
そんな有り様で勝てるわけがありませんよね・・・
これは顧問の力不足もあるので、こじれた時には早急に対応しないと、どうしようもなくなることを学びました。
部活は学級経営と同じ、他学年が混じっているだけ
先輩から後に教わった言葉です。実際、部活動の顧問がしっかりできている(熱心なだけとは違う)教員の学級は、素晴らしいことが共通しっていますね!
学級と違うのは、先輩後輩の関係性や指導が部活動の組織として大切になってきます。
熾烈なレギュラー争いなど、部活動特有の問題もありますので、いかに顧問が普段からしっかりと把握しておかないといけないか学べました。
部活動の指導から、「異年齢の学級経営」を学ぶ!
部活動は、「異年齢の学級経営」とも言えます。中学生になると、急に上下関係が厳しくなったりしますが、後輩に対して横暴な先輩もいるのでいかに顧問がしっかりと見ているかによって、部活の雰囲気が変わってきます。