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今回の記事は、若手教員が苦労する学級経営で一番気を付けたいことを紹介!
最重要ポイントは、「妥協はしてはいけない」ということです!
これは学級経営でまず初めに学んだ教訓です。
別に教師だけでなく、社会人になればどこに出てもこれは忘れてはいけません。
「まぁこれでもいいか」とつい楽な方向に逃げたくなる
当初予定していた目標やルールがありとあらゆる障害によって、どんどんあらぬ方向へと進み、気が付いた時には既に手遅れになっているんです!
最初に担任は「学級のルール」を作り、生徒に伝えて1年間守るよう約束する
俗に言う「学級開き」の時に、学級経営を支えるルールを話すタイミングがベストです。あわせて読みたい

生徒に「1年の期待を膨らませる」学級開きとは?「学級開き」は担任最初の勝負!生徒は皆どんな先生か期待しているはずですから、教員もそれに応えるだけの準備をしましょう! 映像や物を使う、語る、歌うなど、学級開きは教員の個性が出ます!
生徒はあの手この手でルールを破ろうとしてきますので、惑わされないようにしましょう!
分かりやすいのが、まず「先生、~ならして良いですか~~?」とルールから微妙に逸れたことを聞いてきて、担任の許容範囲から巧みに探ってきます。
で、「それは~だからダメだ!」と断言したとします。
ところが、他のクラスはOKなのに何故ダメなのか、しつこく聞いてきたり、ちょっとずつルール外のことをしてくるんです(^_^;)
ルール以外のことをし始めたら初期対応が大切!
妥協してその場を凌いでいると後から取り返しがつかなくなるのは、どんどん子供たちが舐めて言うことを聞かなくなるからです。例えば、給食のルールでチャイムが鳴るまで、食べ終わっても勝手に外を出たり、遊んだりして騒いではいけない、としました。
ところが、1ヶ月ほどで緊張感がなくなり、遊びだすのでガツンと言うだけではなく、「まだ食べてる他の子に迷惑がかかる、ルールとして皆で決めた」など理由付けは絶対にして、早期に指導しましょう‼️
実は給食でルールが崩れてくると、あらゆる生活態度・学習態度も崩れて取り返しのつかない事態になってしまいますね・・・
「学級ルールの設定と遵守」は、学級経営の基本
私のような若い教員のクラスは、学級経営が上手くいかなくなってしまうことが、結構あるようでして、私自身も苦労しました(^-^;
その原因が、上記の具体例のような、「ルールが崩れていく」からなんです。
授業の始まりや終わりなど、ルールが学校全体で統一されている場合は、崩れにくいですが、担任の裁量で決めた学級ルールは、子どもたちにとっても、色々な疑問が出てくるので、たくさん「~しても良いですか?」と聞いてきます。
私もそうでしたが、ここであまり考えずに答えていると、違う子に聞かれた時に違う答えを自然としているのです!
子供たちの間で知らないうちに「不公平」を生み出すことが問題
この対策は、すぐに判断せず時間を置いて決断すれば良いですよ(^^)「ちょっと他の学年の先生にも聞いて確認するね!」 「考えてから返事するから、待って!」
という風にさらっと言いましょう!大概は、これで明確な基準が出ます。子どもからの質問に時間を置くことに、最初は違和感を感じるかもしれませんが、
間違った判断して後で困るよりはずっと良いでしょう。
一度許可して妥協してしまったルールを取り消すには、相応のエネルギーがいる
「え~・・・ 前良いって言ってたやん!」って言われましたから(^-^;私はそこまでひどくならなかったですが、ルールは一部完全に崩れたにも関わらず、妥協してしまったので後悔しています(・・;)
学級にはルールを乱しやすい、要注意で厄介な生徒はいます。
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問題行動を起こす生徒は想像以上!どのように指導していく必要があるか?荒れた生徒の指導は、想像以上に難しいです! 半端な気持ちで関わるとこちらがやられますので、覚悟を決めて忽然とした姿勢で関わる必要があります。「決して見捨てない」姿勢でその子にぶつかりましょう!
無理やり縛り付けて、座らせたりはできませんが、必ずその生徒を見捨てず、指導の仕方を考え声をかけ続ける姿勢は見せましょう!
指導するのを諦めるとプロとして失格!
どんなに悪い子であっても、担任として責任をもち、見捨てず関わり続ける姿勢が大切です‼️他の子供たちも、そんな熱心な先生の姿を見ていますので協力してくれるかもしれません。
「子供を味方」につけて、厄介な子にはチームで協力して指導しましょう!
学級経営である以上、教員がそのクラスのトップという自覚をもつ!
決めたルールを順守させて、安定した学級経営を目指す
以上のような覚悟がないような、温室育ちの私のようなタイプだと嫌になるに決まってますから、初めからならないことを勧めます!今でも私は甘い覚悟で教員になってしまったので、当時の生徒たちには申し訳なく思っています・・・